経済的自立を目指す人

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経済的自立を目指す人

資産を増やすためのアレコレ

ある共働き世帯の緩めな家計管理

共働きだったり等で資金の入り口と出口が複数ある世帯が家計をある程度正確に管理しようとしたら、以前にも書いたようにアグリゲーションサービスを使うしかないと思います。

eretire.hatenablog.com

現在我が家はMoneytree(無料版)をメインに使用しており、MoneyForwardはもう使わなくなってしまいました。理由はMoneyForwardは無料アカウントで登録できる口座数に限りがあるのと、iOS版アプリが使いづらいからです。*1

MoneyForwardは特に証券系の対応口座が多いのと保有銘柄の損益がわかるため、複数の証券会社に分散して色々な投資・投機をしている人にとっては便利ですが、我が家の家計管理の目的はタイトルにもある通り緩く資産総額と収支を把握することなので、いくらでも細かく管理することはできるものの事実上有料アカウントが必須になるMoneyForwardはオーバースペックです。

今まで2年以上Moneytreeを使用してきていますが、家計全般やツールの運用上注意している点について以下に記載します。

1. アグリゲーションサービスの利用

1-1. 単一のアグリゲーションアカウントに二人で入力する

最初は夫婦で別々のアカウントを作っていましたが、世帯全体の出費や資産状況を自動で把握することができず導入した意味が薄れてしまうため、単一のMoneytreeのアカウントを二人で使用しています。

今連携させている口座は

です。その他にはMoneytreeで連携に対応していない証券会社の口座残高を入れており、半年に一度くらい残高を手動でチェックして反映させています。

別々にアカウントを作って管理し、定期的に見せ合うと言う運用も考えられ、この場合お金に関するコミュニケーションが促進することも予想されますが各人での管理はオーバーヘッドも多そうで、これに対して同一アカウントで世帯全体の資産状況をいつでも見られる方が得るものが多そうと判断しています。

1-2. 現金の支払いはなるべく行わず、行なったとしてもすぐ入力する

夫婦ともに現金での支払いというのはあまり無いので手動で入力する頻度も低いです。いくらアプリの使い勝手が良くて手入力もラクラクと言われてもやはり面倒なので、アグリゲーションサービスに連動していない電子マネー(Pasmoやモバイルではない方のSuica)や現金はなるべく使わないようにしています。

1-3. あまり細かいことは気にしない

仕組み側で対応してないことを運用でカバーしようとしても続かなくなるだけなので、細かい運用ルールは設けていません。

1-3-1. 入力漏れ

少なくとも月に数件は1000円以下の少額決済の入力漏れがあるはずですが、それを入れ忘れたからといって資産総額には全く影響を与えないため気にしないようにしています。

家計管理の目的が「予実管理をすることとお金の流れを完璧に把握する」ことであれば違う運用になるとは思いますが、そこに神経とリソースを使うなら入ってくるお金を増やす方法を考えて実行する方に向けた方が生産的だと思います。

1-3-2. 費目

費目を完璧に分けたい場合、ネット通販や実店舗で複数の費目(食費と消耗品等)にまたがる買い物をしないように別々の決済にしたり、現金払いにして明細を手入力する運用が考えられますが、そのような運用も面倒なので行いません。

ちなみにMoneyForwardであればAmazonを口座として登録できて、決済された各費目に対して自動仕訳をしてくれるので便利です。Moneytreeの場合はクレジットカードの明細を取得するのみなので「Amazon」としか表示されず、仕訳を正確に行うには明細が反映された後で自分で修正する必要があります。

1-3-3. 細かい金額

支払ったけどレシートをもらうのを忘れた、しかも金額が細かかったという場合は大雑把に記録しています。例えば実際は956円だったものの正確に金額を覚えていない場合は1、000円にしておくといった感じです。

1-4. セキュリティ

アグリゲーションサービスは第三者のクラウドサービスにデータを預けるわけですが、それが不安だという人もいるようです。

私はあまりそこには抵抗が無いのですが、唯一懸念するポイントはMoneyForwardが対応しているFacebookなどの認証連携を使うかどうかです。FacebookのID/パスワードが漏れてしまうとそこから住所がわかってしまうので、その住所に強盗に入られてPCを盗まれそのPCに入っている認証情報を用いて銀行のwebサイトにログインして第三者に送金される可能性があるところでしょうか。くれぐれもアグリゲーションサービスの利用アカウントと住所がセットで漏洩しないよう気をつけたいものです。

[4/7追記]

アグリゲーションサービスへの認証情報だけが盗まれた場合は単に家計が漏れるだけなので、影響は紙の家計簿が盗まれるのとたいして変わりません。また、アグリゲーションサービス側がハッキングされ、そこに登録してあるオンラインバンキングやオンライン証券への認証情報が盗まれたとしても、証券会社から銀行への出金は同一口座名義人宛てでなければできないし、証券会社や銀行のサイトからの出金にはアグリゲーションサービスに登録している認証情報以外の追加の認証情報が必要になります。

その出金に使うための認証情報(第2暗証番号や取引パスワード等)を入手するには、住所を突き止めてユーザーの家に強盗に入るかユーザーのPCにマルウェアを仕込んで情報を盗み出さないとならず、それなりの知識と行動力が必要になります。そんなに手間をかけるくらいなら振り込め詐欺等他の方法を探した方が簡単だと思います。

2. へそくり口座の必要性

我が家の場合は単独で行う趣味(=配偶者に知られたくない出費)というものが特に無いし、幸か不幸か結婚前に蓄えた大きな資産も無いため、へそくり口座や現金もありませんが、へそくりが必要な人はアグリゲーションサービスと連携しない口座を用意しておくと良いと思います。

へそくりの目的として「医療費等イザというときのための保険」を挙げる人もいるようですが、それは家計から出せば良いだけなのでわざわざ可視化されない口座においておく意義がよくわかりません。

3. 小遣い制

10年近く前の結婚以来一度も小遣い制を採用していません。各人が総資産や世帯の収入および出費における家計へのインパクトを考慮して経済活動を行えば良いだけなので必要性を感じていません。

4. 課題

4-1. 収支がわかりづらい

Moneytreeには「支出」と「口座」というメニューがあるので全資産や支出を月ごとに見ることができるようになっていますが、「収支」という項目が無いのでその月の収支を見ることができません。確定申告がある3月や住民税(普通徴収)の請求が発生する5月頃、予定納税が行われる月には支出が突出するし、年間で計画した旅行をまとめて予約する時なども突出するため月ごとの収支を見てもあまり意味がないかもしれませんが、せめて「収入」を見ることができると良いと思います。

ないものをねだっても仕方がないので、当面の間はできる範囲の把握ということで資産総額が減っていなければOKということにしています。

4-2. 経費の取り扱い

私が1月から再び働き始めた関係で出張などの理由で経費の対象になる出費が多くなりました。Moneytreeには

  • 資産総額
  • その月の出費

くらいしか表示させることができないので、家計上は今は単に支出(特に交通費)が大幅に増えた状態になっています。「収入-支出」を簡単に見ることができると家計からの持ち出し分がいくらなのかがわかるので便利かなと思います。

ただMoneytreeでは「経費清算」という有料サービスがあり、それを利用すると清算対象の明細を対象に特別な処理ができるようです。しかしできるだけ無料アカウントで運用したいのでこれを導入するかどうか迷っています。

*1:2年近く前のことなので、今は使い易さが改善しているかもしれません