経済的自立を目指す人

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資産を増やすためのアレコレ

iOSアプリに最低限対応してほしいこと

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長年iOSを使用してきましたが、OS側の進歩に追いかけていないアプリが目につきます。特に認証周りはパスワードの難易度向上と使い回しを行わないことが求められているため、早々に追いついてきてほしいです。

Touch IDのサポート

Touch IDは2013年に発売されたiPhone 5sで最初に実装された指紋認証の機能です。

support.apple.com

OSの機能ではiPhoneの認証に加え、App Storeでのアプリ等の購入の際の認証で使われます。

一部のアプリではアプリ独自の4桁の暗証番号を設定する必要がありますが、これの代わりにTouch IDが使用可能なものもさすがに増えてきているので、そろそろいい加減アプリ独自のパスコードを必要とするアプリは無くなってほしいです。

以下の記事によると、2016年3月時点ではTouch IDをサポートしていないiPhone 5sより前の機種の割合は全体の20%を切っていますが、iOS 10のサポート端末には依然として5及び5cが含まれているので、まだアプリ側でTouch IDがデフォルトで使われるようになるには少し時間が必要なのでしょうか。

dazeinfo.com

iCloudキーチェーンのサポート

iCloudキーチェーンは、2013年にリリースされたiOS 7.0.3/OS X 10.9よりサポートされているパスワード等の情報をiCloudに保管して必要に応じて読み出すことができる機能です。

support.apple.com

基本的にはsafariで閲覧したwebサイトのフォーム認証の認証情報を記憶しておくことができますが、サードパーティのアプリでもiCloudキーチェーンを使用することができ、人間が記憶不可能な文字列のパスワードを設定しても呼び出してくれるので便利ですが、アプリでは対応していないものが多く困ります。

例えばあるwebサービスを使う時に、safariから使用すれば認証を自動入力でスルっと突破できますが、同じサービスを使用するためのiCloudキーチェーンに対応していない専用アプリから使用しようとするとユーザー名やパスワードを手入力しなければならず不便です。以下に私が普段使用しているアプリで見つけた具体例を挙げます。

iCloudキーチェーンに対応しているアプリ

iCloudキーチェーンに対応しているAmazonアプリでは、サインイン時にiCloudキーチェーンに保存されているAmazon用のユーザー名の一覧を表示してくれます。

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ここから該当のユーザー名を選択すると、裏にあるフォームに自動でユーザー名とパスワードを入力してくれてサインインすることができ、大変便利です。

iCloudキーチェーンに対応しておらず、サードパーティのパスワード管理アプリとも連携できないアプリ1

iCloudキーチェーンに対応していない楽天市場アプリでは、以下のログイン画面が表示された後に画像の下に書いたようないくつかのステップを経てパスワードをペーストします。

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  1. ホームボタンをダブルタップするなどしてパスワード管理アプリに切り替える
  2. 保存してあるパスワードの中から楽天市場のアカウント情報を検索し、選択する
  3. パスワードをコピーする
  4. 画面右上をタップするかホームボタンをダブルタップして楽天市場アプリに戻る
  5. パスワードをペーストする

一度ログインしているにもかかわらず、購入履歴などの特定の機能を使用する場合はログイン画面が表示されるため、再度上記のような手順を踏んでパスワードをコピーしてこなければならないので面倒です。Amazonは購入時の認証もTouch IDでできることもあり、楽天市場アプリの認証周りの使い勝手は同じECサービスのAmazonと比べるとかなり劣っていると言わざるを得ません。

アプリの使い勝手だけを見ると楽天市場を利用する理由はありませんが、キャッシュバックの代わりに楽天ポイントがもらえる懸賞も多いので使っています。さらに楽天市場の専用アプリから購入するとポイントが付くので止むを得ず楽天市場アプリを使用しますが、特に認証周りの使い心地に関してはwebブラウザからの利用の方が良いと思います。

iCloudキーチェーンに対応しておらず、サードパーティのパスワード管理アプリとも連携できないアプリ2

自動家計簿サービスであるMoney Forwardは楽天市場アプリと同じようにiCloudキーチェーンにもサードパーティのパスワード管理アプリとの連携にも対応していませんが、さらに認証から一定時間が経過するとクラウド側でのセッションが切れて再ログインする必要があります。

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Money Forwardは数週間に一度見るくらいなので、見ようとするといつもこの画面が表示され、楽天市場の時と同じような方法でパスワードをペーストしてログインし直す必要があり面倒で、これが理由で我が家のメイン家計簿はMoneytreeになっています。

iCloudキーチェーンに対応してはいないものの、サードパーティのパスワード管理アプリと連携可能なアプリ

上記のMoney Forwardと類似のサービスを提供しているMoneytreeは、iCloudキーチェーンには対応していないもののサードパーティのパスワード管理アプリと連携しています。

ログイン時、メールアドレスを入力すると以下の赤丸で囲んだマークが表示されます。

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これをタップすると以下の左の画面のようにパスワード管理アプリを選択できるので、私の場合は1Passwordをタップします。1Passwordの認証を抜けると以下のような画面に遷移するので該当のログイン情報をタップするとMoneytreeの画面に戻り、パスワードが自動的に入力されてそのままログインされます。

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画面遷移自体は上記の楽天市場とさほど変わりませんが、パスワード管理アプリのTouch ID認証と画面のタップだけでログインできるので楽天市場と比べるとかなり楽で、iCloudキーチェーンに対応しているAmazonほどではないにせよAcceptableなUXだと思います。

ちなみにMoneytreeにはMoney Forwardのところで記述した「セッション切れによる再認証」がないので自分が明示的にログアウトしない限りはログインの操作は一度きりです。残念なのはTouch IDに対応してはいるもののデフォルトではOFFになっていることと、4桁のパスコードの設定が必須ということです。

最後に

アプリの使い心地がユーザー数の増減や売り上げに影響を与えるかどうかは知りませんが、もはや人間による大量のパスワードの記憶は不可能だと思うのでOSが持っているものでもサードパーティのものでも良いのでシームレスにパスワードを呼び出せる方式もしくはパスワードの入力が不要な方式の対応を期待します。