経済的自立を目指す人

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経済的自立を目指す人

資産を増やすためのアレコレ

バンコク旅行2017 3(Le Du)

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Gagganだけでは物足りないかもしれないと思いもう一軒高めのレストランに行こうかと話していた中で、やはりタイなのでタイの人がやっているタイ料理のレストランで且つオーセンティックなタイ料理とは一線を画したものにしようということでLe Duに決めました。

概要

Le Duは、Gagganのエントリでも触れたAsia’s 50 Best Restaurantsにランクインしているモダンタイレストランです。ニューヨークの複数のレストランで修行したHead ChefのTon氏が経営しています。

詳細はオフィシャルwebサイトを御覧ください。

http://www.ledubkk.com

予約

旅行の1ヶ月くらい前に予約しました。オフィシャルのwebサイトにあるリンクから予約サイトに移るので、そこから必要事項を入力するだけで完了します。Gagganは少し手間がかかりましたが、やはりこのように簡単に予約ができることがイマドキの標準だと思います。

場所

Google Mapsで見ればわかりますが、BTSシーロム線のChong Nonsi駅から歩いてすぐなので迷いようがありません。タクシーを使わずに行けるのが便利で良いです。

お店の付近はオフィス街ということもあるのかもしれませんが、路地の入口にバイタクが待機してその近くに屋台が並んでいるといった庶民生活の場とは少し異なるようで、土曜日の夕方だからかもしれませんが人気がなく静かな地域です。

建物・雰囲気

普通のビルの1階部分が店舗になっています。敷地と道路を隔てる壁と建物の間には小さな中庭があり、中庭のほとんどのスペースは池で占められています。池には小さな噴水があり水の音がやや涼し気です。バンコクの気温の中なのでその度合いは知れていますが・・・

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店内は床・テーブル・椅子が木製で柔らかい感じではありますが、少し暗めの照明がおしゃれです。

中庭と逆方向にあるキッチンはガラス張りになっており、キッチンスタッフの働きぶりがよく見えます。また料理の最終的な確認や調整はキッチンから出てすぐのダイニングで行う方式になっており、オーナーのTon氏自らもそれを行なっています。

我々は庭に面したキッチンからは一番遠い席を選んだので調理の様子は見られませんでしたが、オーナーに指摘を受けながら常に忙しそうに動き回っているキッチンスタッフを見ていました。

やはり価格帯的にはGagganよりはカジュアルな雰囲気で、スマホのシャッター音をカシャカシャ鳴らす東アジア人・半袖半ズボンのエクスパット・着信音をガンガン鳴らして通話しまくる地元の人などがいました。

私は長袖長ズボンの服装で行きましたが、Tシャツにジーパンでも大丈夫そうでした。

料理

私たちは1,690THBの4皿のコースにしました。各皿でいくつかの選択肢があるのでそれぞれの希望を出し合って選び、飲み物に関しては残念ながらノンアルコールドリンクのラインナップが充実していなかったのでスパークリングウォーターにしました。

Le Duの2日前に行ったGagganとは価格帯が全然違うので同じ軸で比較するのはフェアではありませんが、一品の香辛料の味が結構強く出ているなと思いました。例えば生の赤唐辛子が入っている皿があり、それを食べると口の中が赤唐辛子だけになってしまったりという感じです。

タイ料理の魅力は辛さでもありますが、それ以上にいろんな味が口の中にやって来て他の食材との相乗効果で美味しい味になるところも魅力だと思います。しかしながらLe Duの料理はその部分が少し弱かったかなという気もします。

もちろん価格を度外視すれば全然美味しい食べ物です。

4皿目のデザートが終わった後にはローカルフルーツの盛り合わせが出て来て4種類の果物を堪能し、会計をして店を出ました。

接客

一人のフロアスタッフがテーブルに着くというスタイルではなく、日本の多くのレストランと同じようにその時に手が空いている人が料理の上げ下げをしたり注文をとったりするというものでしたが、一人のフロアスタッフの英語が鈍りすぎていて何を言っているのかよくわからないことがありました。

先日日本のレストランで我々の隣に座っていた非日本語話者がウェイターの説明を聞いてよくわからなさそうにしていて、ちょうど同じ体験を我々はしているんだなと気付きました。

それ以外の点ではフロアスタッフは常に客に対して気を配っているのは伝わったし、店に入ってから帰るまで特に不便なことや不愉快なこともなかったので悪くないのではないかと思います。

まとめ

とても上品なタイ料理ということで新しいジャンルとして楽しむことができました。メニューの選択肢がいくつかあるので、もしまた行く機会があったら違うものを試してみたいです。あとはソフトドリンク(mocktail等)が充実しているとなお良いのにと思いました。

バンコク旅行2017 2(Gaggan)

今回のバンコク旅行の一つの目的はGagganでのディナーでした。このエントリーではその経験を書きます。

概要

Gagganはここ数年連続してAsia’s 50 Best Restaurantsの上位にランクしているProgressive Indian Cuisineのレストランですが、福岡での新規出店のためバンコクの店舗は2020年に閉店する予定になっています。

詳細はこちらをご覧ください。

Gaggan (restaurant) - Wikipedia

予約

旅行の2ヶ月前にオンラインで予約をしましたが、驚いたことに予約に必要なクレジットカード情報の伝達はメールで行わなければなりません。先進国基準で考えていたのでさすがに面食らいましたが、まあタイなので仕方ないかなと。この様な方法は初めだったのでwebで方法を検索し、カード番号、CVV、有効期限を複数のメールに分けて送るという方法を採りました。

メールの返信は基本的に遅く、その日付で席が確保できたかやメールで送信したカード番号情報がちゃんと届いて予約が完了したかなどの確認を電話でする必要があり少し手間がかかり、お店として大丈夫なのかと心配になりましたが、電話するとちゃんとメールでもconfirmationを送ってくれたので結果オーライです。

道中

場所はBTSスクンビット線のChit Lom駅から歩いて15分ほどのところだったので、Gagganがある通り(Langsuan通り)の入り口でタクシーを拾うことにしましたが、バンコクのタクシーは行き先を告げてそこまで行けるかどうかを聞いてから乗り込むスタイルのため、助手席の窓から店の名前を伝えてみたりiPhoneGoogleマップを見せてみましたが、Googleマップの文字が小さすぎて読んでもらえなかったり店の名前を言ってもわからなかったりで3台くらいに乗車拒否されたのでタクシーの利用は諦めました。

夕方とはいえ、高級レストランのために着てきた長袖長ズボンで暑季のバンコクを15分も歩くのは辛いので、バイクタクシーを使うことにしました。バンコクのバイクタクシーは主にドライバーが待機している通りの中を行き来するための交通手段なので、Gagganの店名も知っていてすんなり行くことができました。

20-30バーツくらいだったと思いますが、Gagganほどの高級レストランに3人乗りのバイクタクシーで行く人もなかなかいないと思うので面白い経験でした。

今考えると通りの名前とソイ番号をwebで調べてタクシーの運転手に言えばよかったなぁと思いました。数字くらいはタイ語で言えるので。

建物

クラシカルな木造の洋風建築のレストランであり、アメリカのレストランほどではありませんがやや薄暗い店内です。

私は利用していませんが、妻曰くトイレの中に「ためになる一言」が書いてあったそうなので訪問した人は是非見てみてください。

メニュー

旅館や高級なレストランではテーブルに小さな紙に書かれた本日のコースのお品書きが置いてあることもありますが、Gagganのメニューは以下の通り少し独特でした。

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その日のコースはここに書いてある通り25皿で構成されますが、絵文字は料理の主要な原材料や料理の持つイメージや外観を表しています。実際に皿が出てきたりそれを食べたりすると「なるほど」と思えるようになっていますが、出てくるまではどのようなものなのか想像を膨らませつつ会話を楽しむことができるため面白い試みだと思います。少なくともコピーライターが作ったような語り過ぎのメニューよりは断然良いです。

料理

東京都内で体験できる「インド料理」で最もポピュラーなのがネパール人が厨房を任されているカレー屋での「ナン+カレー+タンドリーチキン+何か」の組み合わせで、次が南インド料理(ミールスビリヤニ等)だと思いますが、Gagganのインド料理は特に前者のような「なんでもマサラ、とにかくマサラ」だったり炭水化物をたくさん食べるための料理とは全く異なり、インドのエッセンスを入れた目新しい何かというのが基本的な方向性であり、インド料理の未来を感じますが、原理主義者には受け容れられないと思います。

料理の写真やその解説はwebを検索すればたくさん出てくるのでここにはあまり掲載しませんが、1口サイズの料理がたくさん出てくるという構成は飽きが来なくて良いです。

そして全体的な味に関しても特定の香辛料や味が強すぎるということも無く複雑な味がしてしかもバランスが取れていて見事だと思いました。とは言え1皿2皿は平凡なものもありました。

プレゼンテーションも趣向を凝らしており、以下のようになかなか面白いものもありました。 f:id:tkhrmz:20170515222005j:plain:w300
日本人シェフが席に来て、抹茶の器にフルーツや野菜の粉と液体を入れ茶筅で泡だててスープを作ってくれました。

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升の中にココナッツの香りがするドライアイスを入れ、その上にココナッツを器にしたラッシーが乗って出て来ました。

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鳥かごに入った鶏肉。

接客

タイ人と思われるウェイターが我々のテーブルを担当してくれました。多少タイ訛りではありましたがジョークを混ぜつつ流暢な英語でフレンドリーに接客してくれ和みました。

このレストランではオーナー兼エグゼクティブシェフであるGaggan氏がダイニングをうろうろして客に話しかけることがあると聞いていました。ただ最新の情報によると我々が訪問する日は生憎Gaggan氏は海外に出張中と聞いていて少し残念でしたが、食べている途中に本人がウロウロしているのを見たのは嬉しいサプライズでした。

我々が料理が終盤になった時には我々の席に来てくれて数分雑談しました。

福岡に出店することを決めていることもあり日本に対する知識もあり、鮪は大間から取り寄せているだのと教えてもらいました。また、記念撮影をしたいと申し出ると「Japanese Styleで」と言ってピースサインをして写ってくれ、気さくで良いおっちゃんでした。

まとめ

予約まわりは難儀しましたが、食べ物も美味しいし店内の雰囲気も良く値段に相応しい楽しい経験ができたと思います。2ヶ月に一度メニューが変わるそうなので、2020年の閉店までに再訪できる機会があれば是非したいと思います。

バンコク旅行2017 1(旅程・テーマ・費用)

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GWは日本にいて外出してもどこも混雑するし出かけたいところが特に無いのでバンコクに行ってきました。

旅行のテーマ

バンコク自体はもう何度も行っているので基本的な観光は無しで、テーマを「食」に絞っています。

バンコクはアジアの中では急速に高級レストランが伸びており、Asia’s 50 Best Restaurants 2017にも東京に負けないくらいの数の店がランクインしています。このようなランキングにリストされるような先鋭的なレストランの料理と安くて美味しい屋台飯、加えて果物類(特に旬のマンゴー)を同時に体験できる数少ない場所というのが訪問の理由です。

訪問先のレストランは主に金額的な事情からの厳選の結果、No. 1にランクインしている先鋭的インド料理のGagganとNo. 37にランクインしているモダンタイ料理のLe Duにしました。

また、最終日はバンコク発が夕方なので、午後の早い時間に高級ホテルであるThe Siam HotelのCafé Chaアフタヌーンティーを味わって帰国の途に着くという我が家にしては珍しく高級志向な旅行でした。

旅程

5/3(水) : NRT -> KUL -> BKK (MH89, MH780)
5/4(木) : Gaggan
5/5(金) : 死体博物館
5/6(土) : ウィークエンドマーケット、Le Du
5/7(日) : Café Cha@The Siam Hotel、BKK -> KUL -> NRT(5/8) (MH775, MH88)

GW後半及び翌週の月曜日に年次休暇を取得しての4泊6日の旅程です。旅程を確定させたのが再就職してすぐだったので控えめに休みを取りましたが、思ったより全然休みが取りやすかったので5/1と5/2も休みにして一週間滞在すれば良かったと後悔しました。

航空券の購入とレストランの予約は旅行の2ヶ月前に行っています。

行き先リストと買うものリストの作成

前回のハノイ旅行と同じように、共有の情報プールを作成してそこに銘々行きたい場所や買うものを入れていきました。

今回はiOS/Mac OS純正のnotes.appをiCloudで共有しました。ひとつのメモに行きたい店・場所や買うもののリストを作りました。

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マップへのリンクが直接張れるため、前回のリマインダーアプリを使用する方式よりこちらの方が使い勝手は良かったです。次の旅行もこの方式でいきたいと思います。

なお、今回は大体の地理感覚を抑えているためGoogleマイマップは利用しませんでした。

宿泊

Airbnbでみつけたビクトリーモニュメントの近隣にある高層マンションの一室(40 sqm 共用ジム・プール付き)を借りました。

バンコクは前述の通り何度も来ているためおおよその地理感覚は頭に入っており、いろいろな場所にアクセスするのに便利でリーズナブルな場所をうまく選ぶことができたと思います。

個人的にはビクトリーモニュメント周辺は空港からの電車の駅(パヤタイ駅)やBTSの駅が近く、ホテルが少ないのでローカルぽい雰囲気があり、Airbnbの言う「暮らすように旅をしよう」を体験できるのでオススメです。

本エントリーの最初の画像は宿泊先のコンドミニアムの屋上からの夜景です。

費用

費目 金額(JPY)
航空券 123,060
日本国内交通費(自宅<->成田) 5,396
宿泊 17,008
Gaggan 43,237
Le Du 14,920
Café Cha 5,139
その他外食(クレカ決済分) 3,730
ショッピング 6,934
キャッシング@3.37 THBJPY=x 27,034
合計 246,458


現地のATMでキャッシングした現金は、交通費・屋台・安食堂・ウィークエンドマーケットでの買い物(シャツ、アロマオイル等)・SIM(299THB)に使いました。

到着してすぐに5,000THBを下ろしましたが最終日の前の日に追加で3,000THBを下ろしたものの、2,500THB余ってしまい持ち帰りました。現金決済が多い国での現地での現金調達はいつもいくら下ろして良いか分からず苦慮しますが、タイであればまた行く機会もあるとは思うので多めの現金を持ち帰ることには特に躊躇はありません。

米国株に25年間投資した場合の結果を検証してみる

最近「S&P500に長期投資すれば億万長者」のような記事をいくつか拝見しましたが、実際のところどうなのかを確認してみました。

計算の条件

20世紀にはS&P500に連動するETFがなかったのでデータが存在しません。代わりに以下のような条件で計算します。

  1. S&P500(SPX)そのものの価格で購入できたと仮定し、配当もSPX全体の配当率で計算する
  2. 各年の最終営業日にその年の利率の配当を受け取れ、その日の為替レートで円換算して課税する
  3. 税率は20.315%とする
  4. 配当の税率を20.315%にするためには確定申告を行って外国税額控除を受ける必要があるが、確定申告実施での収入増による保険料の増加は考慮しない
  5. 課税後に残ったキャッシュ+前年からの持ち越し分で株を購入するが、SPXの価格に満たない分は翌年に持ち越す
  6. 期間は1991年から2016年までとする
  7. 初期費用は1000万円とする

データの入手

SPXの価格および配当のヒストリカルデータ

こちらから入手しました。

S&P Earnings History

SPXのチャートはこんな感じです。 f:id:tkhrmz:20170405001530j:plain ITバブルの後遺症やリーマンショックの時にも動じずに淡々と投資し続けられる握力が必要とされます。

為替レートのヒストリカルデータ

こちらから入手しました。

www.ofx.com

結果

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グラフは円建ての資産推移ですが、2016年12月最終日時点での最終的な含み益は

583,029.91 USD
63,436,144 JPY

になりました。およそ7.67%で複利運用したのと同じ利率であり、昨今の投資環境を鑑みると類い稀なパフォーマンスだと思います。

ただし、上記は含み益なので確定させると20.315%の税金がかかります。仮に全額売却して現金化したとすると、手元には

50,549,091 JPY

が残ります。残念ながら億万長者にはなれませんでしたが、結果的には日経225に投資するよりは遥かに有利な金融商品だといえます。ちなみに日経225のチャートは以下のような感じです。同じ期間投資していたらほぼ配当分くらいしか儲からないため資金を入れるタイミングが重要になってしまい、トレーダー的な資質が求めらます。

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まとめ

トランプ政権の先行きの不透明感はありますが、やはり世界中から一流の人材が流入してくるアメリカはインデックスの投資先としては適切なのではないかと思います。少なくともインデックスに投資をするのであれば国全体としては人口が減り高齢化も加速して衰退して行く一方の日本での、採用基準がよくわからない日経225よりはよほどマシなのではないかと思います。*1

*1:私は日本株ひふみ投信で運用しているためポジショントークです

2017年第1四半期の資産運用

第1四半期が締まったのでまとめです。

全体感

以下は資産推移と資産バランスですが、2016年の第4四半期とほとんど変わらず、見ても全く面白くないグラフです。

資産の推移

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資産バランスの推移

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運用

1月からFXを再開しましたが、運用成績は芳しくなくマイナス30万円くらいです。5分足のスキャルピングと長めの時間足(60分以上)でのスイングをしたいと考えていますが悪いところどりになってしまっているので、今月から5分足のスキャルorデイトレに注力するため一部の資金をそれ専用の口座に移して取り組んでいきます。

FXに限らずですが、投機は定義したルールに従って機械的な損益の計上を継続的にしていくことが可能かどうかが、お金を残せるかどうかの決め手になりますが今のところトレードルールが安定していないのと感情のコントロールがうまくいっておらず情けない結果になっています。週末の時間のある時にはシミュレータで練習していますが、もっと練習が必要だと感じています。

そのほかの投資・投機は一般口座のひふみ投信を残高の1/4売却したのと、証券会社の口座でひふみプラスを自動で定額積立しているのみなので、金額・割合ともに日本株の割合は減っています。

米国株については最終的には資産の50%を上限の目処としていきたいと考えていますが、2017年中にFRB公定歩合の引き上げをあと数回行うであろうと思われるし、多くの識者の予想では金利高騰は実体経済や株式市場に悪影響があるとしていることもあり、本玉は利上げ後の副作用が出るまで温存しておきたいです。とはいえ何もしないのはつまらないので少額を細かく入れたり出したりしたいと考えています。

家計

1月から私が再度働き始めたため収入は倍増しましたが、GWと年末年始の旅行のための航空券の手配に20万円強かかったのと私のiPhoneをリプレース*1したのが第1四半期の大きな出費でした。

食費に関しては、働き始めることによる平日の外食ランチの増加と、安定収入がもたらす安心感から増え気味の週末の外食による外食費の増大が気になっていましたが、ここ3ヶ月の観察では一ヶ月あたりの食費(外食+材料の購入)は3万円程度しか増えておらず安心しました。休日の外食は頻度と金額両方を増やしているのでもっと多いかと思っていましたが、おそらく平日の夕飯をあまりしっかりと作らなくなったのがトータルの食費がさほど増えていない要因かと思います。

他には営業系のサラリーマンならではの出費である革靴の購入や修理やワイシャツ等の購入のための出費が継続的に発生しているのがやや辛いところです。

*1:旧機種のiPhone6を売却したので購入価格は定価の半額くらいでした

ある共働き世帯の緩めな家計管理

共働きだったり等で資金の入り口と出口が複数ある世帯が家計をある程度正確に管理しようとしたら、以前にも書いたようにアグリゲーションサービスを使うしかないと思います。

eretire.hatenablog.com

現在我が家はMoneytree(無料版)をメインに使用しており、MoneyForwardはもう使わなくなってしまいました。理由はMoneyForwardは無料アカウントで登録できる口座数に限りがあるのと、iOS版アプリが使いづらいからです。*1

MoneyForwardは特に証券系の対応口座が多いのと保有銘柄の損益がわかるため、複数の証券会社に分散して色々な投資・投機をしている人にとっては便利ですが、我が家の家計管理の目的はタイトルにもある通り緩く資産総額と収支を把握することなので、いくらでも細かく管理することはできるものの事実上有料アカウントが必須になるMoneyForwardはオーバースペックです。

今まで2年以上Moneytreeを使用してきていますが、家計全般やツールの運用上注意している点について以下に記載します。

1. アグリゲーションサービスの利用

1-1. 単一のアグリゲーションアカウントに二人で入力する

最初は夫婦で別々のアカウントを作っていましたが、世帯全体の出費や資産状況を自動で把握することができず導入した意味が薄れてしまうため、単一のMoneytreeのアカウントを二人で使用しています。

今連携させている口座は

です。その他にはMoneytreeで連携に対応していない証券会社の口座残高を入れており、半年に一度くらい残高を手動でチェックして反映させています。

別々にアカウントを作って管理し、定期的に見せ合うと言う運用も考えられ、この場合お金に関するコミュニケーションが促進することも予想されますが各人での管理はオーバーヘッドも多そうで、これに対して同一アカウントで世帯全体の資産状況をいつでも見られる方が得るものが多そうと判断しています。

1-2. 現金の支払いはなるべく行わず、行なったとしてもすぐ入力する

夫婦ともに現金での支払いというのはあまり無いので手動で入力する頻度も低いです。いくらアプリの使い勝手が良くて手入力もラクラクと言われてもやはり面倒なので、アグリゲーションサービスに連動していない電子マネー(Pasmoやモバイルではない方のSuica)や現金はなるべく使わないようにしています。

1-3. あまり細かいことは気にしない

仕組み側で対応してないことを運用でカバーしようとしても続かなくなるだけなので、細かい運用ルールは設けていません。

1-3-1. 入力漏れ

少なくとも月に数件は1000円以下の少額決済の入力漏れがあるはずですが、それを入れ忘れたからといって資産総額には全く影響を与えないため気にしないようにしています。

家計管理の目的が「予実管理をすることとお金の流れを完璧に把握する」ことであれば違う運用になるとは思いますが、そこに神経とリソースを使うなら入ってくるお金を増やす方法を考えて実行する方に向けた方が生産的だと思います。

1-3-2. 費目

費目を完璧に分けたい場合、ネット通販や実店舗で複数の費目(食費と消耗品等)にまたがる買い物をしないように別々の決済にしたり、現金払いにして明細を手入力する運用が考えられますが、そのような運用も面倒なので行いません。

ちなみにMoneyForwardであればAmazonを口座として登録できて、決済された各費目に対して自動仕訳をしてくれるので便利です。Moneytreeの場合はクレジットカードの明細を取得するのみなので「Amazon」としか表示されず、仕訳を正確に行うには明細が反映された後で自分で修正する必要があります。

1-3-3. 細かい金額

支払ったけどレシートをもらうのを忘れた、しかも金額が細かかったという場合は大雑把に記録しています。例えば実際は956円だったものの正確に金額を覚えていない場合は1、000円にしておくといった感じです。

1-4. セキュリティ

アグリゲーションサービスは第三者のクラウドサービスにデータを預けるわけですが、それが不安だという人もいるようです。

私はあまりそこには抵抗が無いのですが、唯一懸念するポイントはMoneyForwardが対応しているFacebookなどの認証連携を使うかどうかです。FacebookのID/パスワードが漏れてしまうとそこから住所がわかってしまうので、その住所に強盗に入られてPCを盗まれそのPCに入っている認証情報を用いて銀行のwebサイトにログインして第三者に送金される可能性があるところでしょうか。くれぐれもアグリゲーションサービスの利用アカウントと住所がセットで漏洩しないよう気をつけたいものです。

[4/7追記]

アグリゲーションサービスへの認証情報だけが盗まれた場合は単に家計が漏れるだけなので、影響は紙の家計簿が盗まれるのとたいして変わりません。また、アグリゲーションサービス側がハッキングされ、そこに登録してあるオンラインバンキングやオンライン証券への認証情報が盗まれたとしても、証券会社から銀行への出金は同一口座名義人宛てでなければできないし、証券会社や銀行のサイトからの出金にはアグリゲーションサービスに登録している認証情報以外の追加の認証情報が必要になります。

その出金に使うための認証情報(第2暗証番号や取引パスワード等)を入手するには、住所を突き止めてユーザーの家に強盗に入るかユーザーのPCにマルウェアを仕込んで情報を盗み出さないとならず、それなりの知識と行動力が必要になります。そんなに手間をかけるくらいなら振り込め詐欺等他の方法を探した方が簡単だと思います。

2. へそくり口座の必要性

我が家の場合は単独で行う趣味(=配偶者に知られたくない出費)というものが特に無いし、幸か不幸か結婚前に蓄えた大きな資産も無いため、へそくり口座や現金もありませんが、へそくりが必要な人はアグリゲーションサービスと連携しない口座を用意しておくと良いと思います。

へそくりの目的として「医療費等イザというときのための保険」を挙げる人もいるようですが、それは家計から出せば良いだけなのでわざわざ可視化されない口座においておく意義がよくわかりません。

3. 小遣い制

10年近く前の結婚以来一度も小遣い制を採用していません。各人が総資産や世帯の収入および出費における家計へのインパクトを考慮して経済活動を行えば良いだけなので必要性を感じていません。

4. 課題

4-1. 収支がわかりづらい

Moneytreeには「支出」と「口座」というメニューがあるので全資産や支出を月ごとに見ることができるようになっていますが、「収支」という項目が無いのでその月の収支を見ることができません。確定申告がある3月や住民税(普通徴収)の請求が発生する5月頃、予定納税が行われる月には支出が突出するし、年間で計画した旅行をまとめて予約する時なども突出するため月ごとの収支を見てもあまり意味がないかもしれませんが、せめて「収入」を見ることができると良いと思います。

ないものをねだっても仕方がないので、当面の間はできる範囲の把握ということで資産総額が減っていなければOKということにしています。

4-2. 経費の取り扱い

私が1月から再び働き始めた関係で出張などの理由で経費の対象になる出費が多くなりました。Moneytreeには

  • 資産総額
  • その月の出費

くらいしか表示させることができないので、家計上は今は単に支出(特に交通費)が大幅に増えた状態になっています。「収入-支出」を簡単に見ることができると家計からの持ち出し分がいくらなのかがわかるので便利かなと思います。

ただMoneytreeでは「経費清算」という有料サービスがあり、それを利用すると清算対象の明細を対象に特別な処理ができるようです。しかしできるだけ無料アカウントで運用したいのでこれを導入するかどうか迷っています。

*1:2年近く前のことなので、今は使い易さが改善しているかもしれません

31歳でミリオネアになってリタイアしたカナダの人の話

以下の記事が目に留まりました。

www.businessinsider.jp

1M USDの資産を作って31歳でITエンジニアを辞めてリタイアし、自分のやりたいことだけをやって生活している夫婦です。どのようなポートフォリオなのか少し興味があったのですが、上の記事には書いていなかったので名前でググるとすぐに出てきました。

www.cbc.ca

They married in 2010 and then took the next step: house hunting. They say they had managed to save $500,000 by working hard and living modestly. The couple was ready to spend it on a down payment — until they saw what was on offer.

2010年に500k USDを貯めて家を買おうとしたそうです。

So the couple decided to nix the house hunt. Instead, they enlisted the help of well-known Toronto financial adviser Garth Turner and invested their $500,000.

家を買うのをやめ、代わりにファイナンシャルアドバイザーにその500k USDをどうしたら良いかと相談しました。

They put 60 per cent in stocks and 40 per cent in fixed income investments like corporate bonds. That ratio shifted when the market turned volatile. The two also continued to live modestly and invest every penny they saved.

60%を株式、40%を社債等に割り当て、値動きに応じて割合を変化させつつ、更に倹約生活で節約できたお金を投資し続けました。

By late 2014, Shen and Leung say they doubled their money to $1 million.

2010年から2014年までの4年間の投資で1M USDの資産になりました。

ちなみに以下はS&P500に連動するiSharesETF(IVV)の週足チャートで、2010年から2014年までを青で塗っています。

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2010年は世界各国の金融緩和競争によってリーマンショック後のどん底から株式市場が立ち直りつつあった時期であり、うまいこと時流に乗ったので4年という短期で資産が2倍になりました。結果論ですが「株式市場に参入するタイミングが良かったね」というだけです。今の市況(チャートの右端)で同じことをして同じ結果になると思える人はそんなにいないのではないかと思います。

以下にKristyさんの動画がありますが、人生設計について言っていることは正論だと思います。

www.youtube.com

面白いなと思ったのは、この人はカナダの人ですが、わざわざ動画で言うほどには「家を買う」「会社に忠義を尽くす」「pension(年金)のために定年退職まで職務を全うする」ことがまだ当たり前とされているのだなということです。普通じゃなかったら動画やblogで言う必要はありませんし。

前にもツイートしましたが、日本語で流れてくる”北米では”の情報は非常に限定された地域の一面的な情報で、アメリカのベイエリアにあるテック系の企業で一般的とされているような会社との付き合い方は普通ではないのだということを改めて確認できました。

私もこのリーマンショック後の回復期に投資と勤務先のストック・オプションで財産を作りましたが、前にも書いたように今はほとんどキャッシュポジションであり、今の状態でリタイアすると資産が目減りして行くだけなので不安で実施できないという状態です。今はお金がないとできない経験をするために働いているようなものですが、ポートフォリオが完成したら住む場所を含め変えていく予定です。

また、ここ10年以上の勤務先である数社はいずれもあまり大きくない外資系の現地法人であり単なる営業所なため、平均勤続年数も数年程度と知れていますから忠義を尽くすことなど毛頭思っていません。もらっているサラリーの分の働きをするだけです。

家についてはなるべく個人で固定資産を持ちたくないので、貸してくれる人がいなくなるまでは買わなくていいかなという感じです。人口は減って行くにもかかわらずマンションは供給過剰なようなので10年・20年先に住宅の相場がどうなるか楽しみです。