経済的自立を目指す人

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経済的自立を目指す人

資産を増やすためのアレコレ

米国株に25年間投資した場合の結果を検証してみる

最近「S&P500に長期投資すれば億万長者」のような記事をいくつか拝見しましたが、実際のところどうなのかを確認してみました。

計算の条件

20世紀にはS&P500に連動するETFがなかったのでデータが存在しません。代わりに以下のような条件で計算します。

  1. S&P500(SPX)そのものの価格で購入できたと仮定し、配当もSPX全体の配当率で計算する
  2. 各年の最終営業日にその年の利率の配当を受け取れ、その日の為替レートで円換算して課税する
  3. 税率は20.315%とする
  4. 配当の税率を20.315%にするためには確定申告を行って外国税額控除を受ける必要があるが、確定申告実施での収入増による保険料の増加は考慮しない
  5. 課税後に残ったキャッシュ+前年からの持ち越し分で株を購入するが、SPXの価格に満たない分は翌年に持ち越す
  6. 期間は1991年から2016年までとする
  7. 初期費用は1000万円とする

データの入手

SPXの価格および配当のヒストリカルデータ

こちらから入手しました。

S&P Earnings History

SPXのチャートはこんな感じです。 f:id:tkhrmz:20170405001530j:plain ITバブルの後遺症やリーマンショックの時にも動じずに淡々と投資し続けられる握力が必要とされます。

為替レートのヒストリカルデータ

こちらから入手しました。

www.ofx.com

結果

f:id:tkhrmz:20170405001610j:plain

グラフは円建ての資産推移ですが、2016年12月最終日時点での最終的な含み益は

583,029.91 USD
63,436,144 JPY

になりました。およそ7.67%で複利運用したのと同じ利率であり、昨今の投資環境を鑑みると類い稀なパフォーマンスだと思います。

ただし、上記は含み益なので確定させると20.315%の税金がかかります。仮に全額売却して現金化したとすると、手元には

50,549,091 JPY

が残ります。残念ながら億万長者にはなれませんでしたが、結果的には日経225に投資するよりは遥かに有利な金融商品だといえます。ちなみに日経225のチャートは以下のような感じです。同じ期間投資していたらほぼ配当分くらいしか儲からないため資金を入れるタイミングが重要になってしまい、トレーダー的な資質が求めらます。

f:id:tkhrmz:20170405002918p:plain

まとめ

トランプ政権の先行きの不透明感はありますが、やはり世界中から一流の人材が流入してくるアメリカはインデックスの投資先としては適切なのではないかと思います。少なくともインデックスに投資をするのであれば国全体としては人口が減り高齢化も加速して衰退して行く一方の日本での、採用基準がよくわからない日経225よりはよほどマシなのではないかと思います。*1

*1:私は日本株ひふみ投信で運用しているためポジショントークです

2017年第1四半期の資産運用

第1四半期が締まったのでまとめです。

全体感

以下は資産推移と資産バランスですが、2016年の第4四半期とほとんど変わらず、見ても全く面白くないグラフです。

資産の推移

f:id:tkhrmz:20170401191746j:plain

資産バランスの推移

f:id:tkhrmz:20170401191754p:plain

運用

1月からFXを再開しましたが、運用成績は芳しくなくマイナス30万円くらいです。5分足のスキャルピングと長めの時間足(60分以上)でのスイングをしたいと考えていますが悪いところどりになってしまっているので、今月から5分足のスキャルorデイトレに注力するため一部の資金をそれ専用の口座に移して取り組んでいきます。

FXに限らずですが、投機は定義したルールに従って機械的な損益の計上を継続的にしていくことが可能かどうかが、お金を残せるかどうかの決め手になりますが今のところトレードルールが安定していないのと感情のコントロールがうまくいっておらず情けない結果になっています。週末の時間のある時にはシミュレータで練習していますが、もっと練習が必要だと感じています。

そのほかの投資・投機は一般口座のひふみ投信を残高の1/4売却したのと、証券会社の口座でひふみプラスを自動で定額積立しているのみなので、金額・割合ともに日本株の割合は減っています。

米国株については最終的には資産の50%を上限の目処としていきたいと考えていますが、2017年中にFRB公定歩合の引き上げをあと数回行うであろうと思われるし、多くの識者の予想では金利高騰は実体経済や株式市場に悪影響があるとしていることもあり、本玉は利上げ後の副作用が出るまで温存しておきたいです。とはいえ何もしないのはつまらないので少額を細かく入れたり出したりしたいと考えています。

家計

1月から私が再度働き始めたため収入は倍増しましたが、GWと年末年始の旅行のための航空券の手配に20万円強かかったのと私のiPhoneをリプレース*1したのが第1四半期の大きな出費でした。

食費に関しては、働き始めることによる平日の外食ランチの増加と、安定収入がもたらす安心感から増え気味の週末の外食による外食費の増大が気になっていましたが、ここ3ヶ月の観察では一ヶ月あたりの食費(外食+材料の購入)は3万円程度しか増えておらず安心しました。休日の外食は頻度と金額両方を増やしているのでもっと多いかと思っていましたが、おそらく平日の夕飯をあまりしっかりと作らなくなったのがトータルの食費がさほど増えていない要因かと思います。

他には営業系のサラリーマンならではの出費である革靴の購入や修理やワイシャツ等の購入のための出費が継続的に発生しているのがやや辛いところです。

*1:旧機種のiPhone6を売却したので購入価格は定価の半額くらいでした

ある共働き世帯の緩めな家計管理

共働きだったり等で資金の入り口と出口が複数ある世帯が家計をある程度正確に管理しようとしたら、以前にも書いたようにアグリゲーションサービスを使うしかないと思います。

eretire.hatenablog.com

現在我が家はMoneytree(無料版)をメインに使用しており、MoneyForwardはもう使わなくなってしまいました。理由はMoneyForwardは無料アカウントで登録できる口座数に限りがあるのと、iOS版アプリが使いづらいからです。*1

MoneyForwardは特に証券系の対応口座が多いのと保有銘柄の損益がわかるため、複数の証券会社に分散して色々な投資・投機をしている人にとっては便利ですが、我が家の家計管理の目的はタイトルにもある通り緩く資産総額と収支を把握することなので、いくらでも細かく管理することはできるものの事実上有料アカウントが必須になるMoneyForwardはオーバースペックです。

今まで2年以上Moneytreeを使用してきていますが、家計全般やツールの運用上注意している点について以下に記載します。

1. アグリゲーションサービスの利用

1-1. 単一のアグリゲーションアカウントに二人で入力する

最初は夫婦で別々のアカウントを作っていましたが、世帯全体の出費や資産状況を自動で把握することができず導入した意味が薄れてしまうため、単一のMoneytreeのアカウントを二人で使用しています。

今連携させている口座は

です。その他にはMoneytreeで連携に対応していない証券会社の口座残高を入れており、半年に一度くらい残高を手動でチェックして反映させています。

別々にアカウントを作って管理し、定期的に見せ合うと言う運用も考えられ、この場合お金に関するコミュニケーションが促進することも予想されますが各人での管理はオーバーヘッドも多そうで、これに対して同一アカウントで世帯全体の資産状況をいつでも見られる方が得るものが多そうと判断しています。

1-2. 現金の支払いはなるべく行わず、行なったとしてもすぐ入力する

夫婦ともに現金での支払いというのはあまり無いので手動で入力する頻度も低いです。いくらアプリの使い勝手が良くて手入力もラクラクと言われてもやはり面倒なので、アグリゲーションサービスに連動していない電子マネー(Pasmoやモバイルではない方のSuica)や現金はなるべく使わないようにしています。

1-3. あまり細かいことは気にしない

仕組み側で対応してないことを運用でカバーしようとしても続かなくなるだけなので、細かい運用ルールは設けていません。

1-3-1. 入力漏れ

少なくとも月に数件は1000円以下の少額決済の入力漏れがあるはずですが、それを入れ忘れたからといって資産総額には全く影響を与えないため気にしないようにしています。

家計管理の目的が「予実管理をすることとお金の流れを完璧に把握する」ことであれば違う運用になるとは思いますが、そこに神経とリソースを使うなら入ってくるお金を増やす方法を考えて実行する方に向けた方が生産的だと思います。

1-3-2. 費目

費目を完璧に分けたい場合、ネット通販や実店舗で複数の費目(食費と消耗品等)にまたがる買い物をしないように別々の決済にしたり、現金払いにして明細を手入力する運用が考えられますが、そのような運用も面倒なので行いません。

ちなみにMoneyForwardであればAmazonを口座として登録できて、決済された各費目に対して自動仕訳をしてくれるので便利です。Moneytreeの場合はクレジットカードの明細を取得するのみなので「Amazon」としか表示されず、仕訳を正確に行うには明細が反映された後で自分で修正する必要があります。

1-3-3. 細かい金額

支払ったけどレシートをもらうのを忘れた、しかも金額が細かかったという場合は大雑把に記録しています。例えば実際は956円だったものの正確に金額を覚えていない場合は1、000円にしておくといった感じです。

1-4. セキュリティ

アグリゲーションサービスは第三者のクラウドサービスにデータを預けるわけですが、それが不安だという人もいるようです。

私はあまりそこには抵抗が無いのですが、唯一懸念するポイントはMoneyForwardが対応しているFacebookなどの認証連携を使うかどうかです。FacebookのID/パスワードが漏れてしまうとそこから住所がわかってしまうので、その住所に強盗に入られてPCを盗まれそのPCに入っている認証情報を用いて銀行のwebサイトにログインして第三者に送金される可能性があるところでしょうか。くれぐれもアグリゲーションサービスの利用アカウントと住所がセットで漏洩しないよう気をつけたいものです。

[4/7追記]

アグリゲーションサービスへの認証情報だけが盗まれた場合は単に家計が漏れるだけなので、影響は紙の家計簿が盗まれるのとたいして変わりません。また、アグリゲーションサービス側がハッキングされ、そこに登録してあるオンラインバンキングやオンライン証券への認証情報が盗まれたとしても、証券会社から銀行への出金は同一口座名義人宛てでなければできないし、証券会社や銀行のサイトからの出金にはアグリゲーションサービスに登録している認証情報以外の追加の認証情報が必要になります。

その出金に使うための認証情報(第2暗証番号や取引パスワード等)を入手するには、住所を突き止めてユーザーの家に強盗に入るかユーザーのPCにマルウェアを仕込んで情報を盗み出さないとならず、それなりの知識と行動力が必要になります。そんなに手間をかけるくらいなら振り込め詐欺等他の方法を探した方が簡単だと思います。

2. へそくり口座の必要性

我が家の場合は単独で行う趣味(=配偶者に知られたくない出費)というものが特に無いし、幸か不幸か結婚前に蓄えた大きな資産も無いため、へそくり口座や現金もありませんが、へそくりが必要な人はアグリゲーションサービスと連携しない口座を用意しておくと良いと思います。

へそくりの目的として「医療費等イザというときのための保険」を挙げる人もいるようですが、それは家計から出せば良いだけなのでわざわざ可視化されない口座においておく意義がよくわかりません。

3. 小遣い制

10年近く前の結婚以来一度も小遣い制を採用していません。各人が総資産や世帯の収入および出費における家計へのインパクトを考慮して経済活動を行えば良いだけなので必要性を感じていません。

4. 課題

4-1. 収支がわかりづらい

Moneytreeには「支出」と「口座」というメニューがあるので全資産や支出を月ごとに見ることができるようになっていますが、「収支」という項目が無いのでその月の収支を見ることができません。確定申告がある3月や住民税(普通徴収)の請求が発生する5月頃、予定納税が行われる月には支出が突出するし、年間で計画した旅行をまとめて予約する時なども突出するため月ごとの収支を見てもあまり意味がないかもしれませんが、せめて「収入」を見ることができると良いと思います。

ないものをねだっても仕方がないので、当面の間はできる範囲の把握ということで資産総額が減っていなければOKということにしています。

4-2. 経費の取り扱い

私が1月から再び働き始めた関係で出張などの理由で経費の対象になる出費が多くなりました。Moneytreeには

  • 資産総額
  • その月の出費

くらいしか表示させることができないので、家計上は今は単に支出(特に交通費)が大幅に増えた状態になっています。「収入-支出」を簡単に見ることができると家計からの持ち出し分がいくらなのかがわかるので便利かなと思います。

ただMoneytreeでは「経費清算」という有料サービスがあり、それを利用すると清算対象の明細を対象に特別な処理ができるようです。しかしできるだけ無料アカウントで運用したいのでこれを導入するかどうか迷っています。

*1:2年近く前のことなので、今は使い易さが改善しているかもしれません

31歳でミリオネアになってリタイアしたカナダの人の話

以下の記事が目に留まりました。

www.businessinsider.jp

1M USDの資産を作って31歳でITエンジニアを辞めてリタイアし、自分のやりたいことだけをやって生活している夫婦です。どのようなポートフォリオなのか少し興味があったのですが、上の記事には書いていなかったので名前でググるとすぐに出てきました。

www.cbc.ca

They married in 2010 and then took the next step: house hunting. They say they had managed to save $500,000 by working hard and living modestly. The couple was ready to spend it on a down payment — until they saw what was on offer.

2010年に500k USDを貯めて家を買おうとしたそうです。

So the couple decided to nix the house hunt. Instead, they enlisted the help of well-known Toronto financial adviser Garth Turner and invested their $500,000.

家を買うのをやめ、代わりにファイナンシャルアドバイザーにその500k USDをどうしたら良いかと相談しました。

They put 60 per cent in stocks and 40 per cent in fixed income investments like corporate bonds. That ratio shifted when the market turned volatile. The two also continued to live modestly and invest every penny they saved.

60%を株式、40%を社債等に割り当て、値動きに応じて割合を変化させつつ、更に倹約生活で節約できたお金を投資し続けました。

By late 2014, Shen and Leung say they doubled their money to $1 million.

2010年から2014年までの4年間の投資で1M USDの資産になりました。

ちなみに以下はS&P500に連動するiSharesETF(IVV)の週足チャートで、2010年から2014年までを青で塗っています。

f:id:tkhrmz:20170312132857p:plain

2010年は世界各国の金融緩和競争によってリーマンショック後のどん底から株式市場が立ち直りつつあった時期であり、うまいこと時流に乗ったので4年という短期で資産が2倍になりました。結果論ですが「株式市場に参入するタイミングが良かったね」というだけです。今の市況(チャートの右端)で同じことをして同じ結果になると思える人はそんなにいないのではないかと思います。

以下にKristyさんの動画がありますが、人生設計について言っていることは正論だと思います。

www.youtube.com

面白いなと思ったのは、この人はカナダの人ですが、わざわざ動画で言うほどには「家を買う」「会社に忠義を尽くす」「pension(年金)のために定年退職まで職務を全うする」ことがまだ当たり前とされているのだなということです。普通じゃなかったら動画やblogで言う必要はありませんし。

前にもツイートしましたが、日本語で流れてくる”北米では”の情報は非常に限定された地域の一面的な情報で、アメリカのベイエリアにあるテック系の企業で一般的とされているような会社との付き合い方は普通ではないのだということを改めて確認できました。

私もこのリーマンショック後の回復期に投資と勤務先のストック・オプションで財産を作りましたが、前にも書いたように今はほとんどキャッシュポジションであり、今の状態でリタイアすると資産が目減りして行くだけなので不安で実施できないという状態です。今はお金がないとできない経験をするために働いているようなものですが、ポートフォリオが完成したら住む場所を含め変えていく予定です。

また、ここ10年以上の勤務先である数社はいずれもあまり大きくない外資系の現地法人であり単なる営業所なため、平均勤続年数も数年程度と知れていますから忠義を尽くすことなど毛頭思っていません。もらっているサラリーの分の働きをするだけです。

家についてはなるべく個人で固定資産を持ちたくないので、貸してくれる人がいなくなるまでは買わなくていいかなという感じです。人口は減って行くにもかかわらずマンションは供給過剰なようなので10年・20年先に住宅の相場がどうなるか楽しみです。

2016年の出費の振り返り

リタイアした時の資産の目減り具合の目安を知るため、2016年を通じた出費を振り返ります。

状況

2016年の大まかな状況は以下の通りです。

  • 私(夫)が主夫、妻がフルタイム労働者
  • 賃貸住宅(東京23区の外れ)
  • 前年分の税金(所得税・住民税)を除けば収支は若干黒字

結果概要

f:id:tkhrmz:20170219061021j:plain

円グラフを構成する要素の総額は574万円でした。

それぞれの費目についてのコメント

電化製品

2016年に家のMacと妻のiPhoneのリプレースを行い、これが電化製品の出費のうちの大半を占めます。これがなければ1/3程度の出費に落ち着きます。Macについては随分オーバースペックだったと感じています。

ここでの出費は古いMaciPhoneの売却に伴う収入は加味していません。

国保・年金

失業給付を受給している間は妻の扶養に入れなかったため国保に入っていましたが、金額が最高ランクだったのでそれなりの出費になってしまいました。前年の収入が特定口座の株式での収入しか無い場合は最低ランクになるので、リタイアした場合にはこの出費は抑えられると思います。

税理士報酬

2015年までは海外口座での資産運用をしていましたが、特に為替レートの計算等が面倒すぎたので2016年までの確定申告を税理士に依頼していました。2017年以降は発生しない出費です。

旅行関連

2016年は7月にスペイン、9月に熱海(妻の勤務先企業が加入している健保組合の保養所)への旅行があったのでそれらの費用と、2017年1月のハノイ旅行のための航空券・ホテル代が計上されています。

スペイン旅行は特典航空券で行った上に予約したのが2015年中だったので、日本-スペイン間の航空券は2016年の出費には計上されていません。

交際費

一度結婚式の出席がありましたが、大半は妻の会社関連の付き合いです。これもリタイアしたとしたら大半は発生しなくなります。

通信費

家の固定回線(光ファイバー・電話なし)とモバイル回線(MVNOを2回線)です。2015年に申し込んだ固定回線のISPが低品質すぎて我慢できず、2016年にISPの変更を行って工事費が多少かかりました。

それでも一ヶ月あたり1万円くらいだったので、工事費等がなければそれ以内には収まりそうです。それにしても光回線はもう少し(一ヶ月あたり1,000円くらい)安くならないのかなとは思います。

その他

その他には日常のこまごまとした消耗品の買い物、カード年会費、ふるさと納税、光熱費、書籍購入費用等が含まれています。その他の中でも大きかったのはふるさと納税で、その他の中の12%を占めます。

リタイア時の予想出費

2016年の出費を元にしてリタイアした時に不要な出費を削っていくと、仮に持ち家で家賃が発生しなかった場合はおおよその生活費は年間で320万円くらいになるのではないかと予想しますが、色々なサイトを見ると余裕のあるリタイア生活にはそれでは足りず、400万円くらいかかるとも書いてあります。ただし保険屋さんやそれに類するお金を運用させたい・使わせたい側の情報はあまりあてにならないと思うので個人blogを見てもっと研究したいと思います。

ペコッターを利用してみた感想

以下の記事を読んでこのようなサービスがあることを知りました。

note.mu

久々に私たちの生活にプラスになりそうなサービスだったので早速インストールしました。そして既に色々なシーンで何度も利用しているので、機能別にその感想を書きます。

レストラン予約代行

裏で人間が行なっているようですが、レストランの予約を代行してくれます。自分が忙しくて電話できない場合や、電話が繋がりづらくて予約を取るのが面倒な場合に大変重宝しています。*1

1. 直前予約

週末のランチで外食をするときは11:30くらいスタートにすることが多いのですが、起きるのが遅く、行き先を決めた後に身支度をして移動するのがやっとなのでペコッターを使う前は普段の休日ランチで予約することは考えもしませんでした。

ペコッターがあれば店に予約するという行為をお願いしている間に身支度ができるので、10:30くらいに予約依頼をして11時に身支度ができる頃には予約が終わっているということになり、非常に楽です。

もちろんペコッターへのお願いはいつでもでき、店の営業時間・繁忙時間をこちらが気にすることは一切無いので気が楽だし忘れることもありません。

2. 予約困難店の予約

数ヶ月先までの予約を受け付けているものの、その日の予約受付が開始されたらその直後に電話しないとすぐにいっぱいになってしまうような店があります。このような店に予約をするときは何日か連続で電話してみて空いていればラッキーなわけですが、ペコッターにお任せしておけば、一度の依頼で毎日予約開始時間に電話してくれます。

自分でやっていたら一度の失敗で「もういいや」となってしまいがちなので大変ありがたいです。

3. 融通が効く

人間がオペレーションしているからかもしれませんが、条件付き予約ができます。例えば

  • (店舗情報を見ても不明なので)完全禁煙の場合に限り予約してもらう
  • 最低金額が決まっていない場合に限り予約してもらう
  • x月y日からa月b日までの間の土曜日の12時からで、最も近い日付で空いている日を予約してもらう

等を依頼できます。最初の2点のような条件が電話した後で明らかになった場合はペコッターがこちらに聞いてくれるものの、チャットしながらの予約になってしまうので、手放しで予約を完了してもらうには想定される条件をある程度指定しておくのが良いと思います。

レストラン検索

メカペコ君の紹介は使えるか

「レストランを聞いてみる」で質問をすると以下の人が必ず返してくれます。 f:id:tkhrmz:20170216185536p:plain:w300

名前からは機械学習の人だということが想像できますが、実際はどうなのかは知りません。この人のおすすめはやはり機械の限界なのか、自分でrettyやぐるなびでフィルタ検索するのとあまり変わらない気がします。

後のセクションでスクリーンショットを貼りましたが、質問の回答にはその回答が不満だった時にフィードバックできる仕組みがあるので、賢くするためにはおそらく人力による鍛え上げが必要なのではないかと思います。といったことをtweetしたら以下のような返信をもらったのでペコッターを今後も使いたいと思った人は協力してあげてください。

人力の超曖昧検索と地域格差

「xxにあるyyのような店はaaの近くにありますか?」のような質問をした場合、元となる店が外国だったり、国内であってもネット上で言語化されていない場合には実際に行ったことがあるような人でないと回答できませんが、そんな質問にも返事をもらうことができました。これはその地方でのペコッター利用者の層の厚さに依存してくるため、やはり人が多い都市部の方が有利になるのではないかと思います。

地域格差という意味では、出張先で何度か聞いてみましたが東京ほどの量・質の回答は帰ってきませんでした。大阪(淀屋橋周辺なので飲食店激戦地とは少し離れていますが)を含め私が行ったいくつかの地方ではまだまだ厳しいなとは思いました。

質問への人間からの回答を何度かもらって思ったのは、単に店のリンクをもらうだけだとtabelogやrettyを自分で調べるのとほとんど変わらないため、経験者なりの一言コメントがあったほうが選び易かったです。誰かの質問に回答することがあればそのようなコメントをつけ添えるようにしたいです。

気になること・要望

1 回答者にフィードバックが伝わるのかどうか

質問に回答して、それに対して「いいね」や「行ってみたい」という評価がもらえるとAmazonポイントと交換可能な「ペコ」というポイントをもらうことができます。このためか、よく質問の内容を読まずに回答してくる人もいます。そのような場合は以下のように画面赤丸のところにあるアイコンをタップすると回答に対する不満をお知らせすることができます。人間の回答に対してこれを行うと運営側が何をしてくれるのかはわかりませんが、今後サービスが良くなってくれると嬉しいのでもらった回答に対して的外れなものにはアクションするようにしています。

f:id:tkhrmz:20170216192715p:plain:w300

2 予約完了の際にはicsファイルを欲しい

ペコッターに予約を依頼して完了すると以下のようにテキストで情報をもらうことができます。

f:id:tkhrmz:20170217090054j:plain:w300

書いてある通り長押しでコピーできるためテキストメッセージで他人と共有するには便利ですが、その後その予定は各自でカレンダー(GoogleカレンダーiCloud)に入れるかと思います。その場合テキストデータを元にカレンダーにぽちぽち入れるわけですが、それをするくらいならペコッターからicsファイルやカレンダーへのリンクを送ってもらい、ワンタップでカレンダーに入れられたら更に便利かなと思いました。

3 AnyPay利用時の認証が面倒

予約代行等の全てのサービスは、2017/2/17現在では無料で利用できますが、「ご褒美」としてAnyPayを使用して架空の商品の購入によって運営に送金することができます。アプリ内でリンクからショップに移動して購入手続きをしますが、AnyPay利用にあたっては認証が必要です。認証情報の入力は手入力かコピペにしか対応しておらず、例えばiCloud Keychainを使用している場合はiOSの設定画面に移動してパスワードをコピーし、ペコッターに戻ってペーストする作業が必要で少々面倒です。

アプリ内でKeychainの呼び出しができればTouch IDで認証するだけでスルっと支払いまで進め、簡単に決済ができて便利だと思います。

まとめ

東京(都心)で使う限りは便利で楽しいサービスだと思います。メカペコ君の成長も楽しみです。

*1:将来利用者が増えた時に以下のようなサービスレベルで継続可能かどうかはわかりません

海外旅行保険を初めて使用した話

f:id:tkhrmz:20170215201507j:plain:w800

年始にベトナムハノイに旅行に行きましたが、食あたりになってしまい病院のお世話になりました。その際に初めて海外旅行保険を使用したのでその内容を書きます。

症状

よくある食あたりでしたが、早朝から激しい腹痛で目が覚めて、それ以降トイレとベッドの往復を繰り返していました。夕方になって出るものがもう無いのに痛みが治まらず嫌な予感がしたので、帰国前日ではありましたが病院で診てもらうことにしました。

加入している保険

クレジットカード(SFCゴールド)の自動付帯保険です。改めて約款を確認してみると疾病の際の治療費用は150万円まででした。今回は発展途上国ベトナムだったので良かったですが、医療費が高いアメリカなんかだとこれでは足りないような気がします。

保険会社に連絡

病院に行く前にwebで保険の約款と問い合わせ先を探しました。日中の営業時間は終了していたので24時間受付している緊急問い合わせ窓口にコレクトコールで電話をし、個人情報を伝えた後に病状と病院に行きたい旨を告げると「キャッシュレス・サービス」なるものがあることを教えてくれました。それに対応している病院だと利用者による建替払いではなく病院から保険会社に直接請求が行くため私達の負担はゼロになるとのことだったので、それに対応している病院を紹介してもらえるように頼んで一度電話を切りました。

折り返しかかってきた電話で病院の名前を教えてもらい、Googleマップで場所の確認をしてタクシーで向かうことにしました。到着する頃には保険会社から病院への連絡は済んでいるとのことでした。

持参する必要があったのはパスポート・保険証と旅程を示すためのEチケットの控えでした。旅行に出発する直前まではEチケットの控えはiPadに入れたPDFでいいじゃんと思っていたのですが、結果としては紙で持っておいてよかったです。

ちなみに日中帯であればその病院に日本語話者がいるそうなのと、夜で日本語話者がいない場合でも電話を通じた通訳をつけられると言われましたが、さすがに💩が出るとか出ないとかどこが痛いか等の説明やちょっとした手続きくらいの英語は問題ないので断りました。

病院にて

タクシーで病院の救急外来まで行き、受付で名前を告げると話は聞いているからと言われ、コピーを取るためにパスポート・Eチケットの控え・保険証としてのクレジットカードを渡しつつ受付票の様なものに個人情報の記入をし、10分くらい待ちました。

やや片言英語の事務的な看護師さんに連れられ処置室に行き、症状等の確認と体温・血圧の計測等を行ってくれた後に先生に申し送りをして呼んで来ると言って立ち去り、しばらく後に先生が来ました。

先生は流暢な英語を喋るベトナムの人でした。看護師さんに伝えたのと同じ様に症状を伝え(申し送りするんじゃなかったの?)、さっき計測した体温も伝えると内科でよくある診察をし、その後薬を出すので待っててくれと言われしばし放置されました。てっきり便を調べたり等するのかと思いましたが自力で病院まで来られたのだからからか、よくある食あたりと判断して投薬だけで終わるようです。

以下が薬の概要で、これを説明された後でもう帰って良いと言われたので食べ物や水分は採っても良いのか、薬を飲むのは食前食後いつがいいのかという聞きましたが「好きにして良い」と言われてしまい、割と適当なものだなと苦笑しました。

f:id:tkhrmz:20170215204642j:plain:w800

ちなみにもらった薬の量も微妙に合っておらず、余るものもあってそのゆるさが割と面白かったです。 最後に受付で保険会社指定のフォームに記入して、ホテルにタクシーで戻りました。

帰国後の通院と保険金の請求

帰国後にも一応国内の病院で診てもらった上で薬をもらいましたが、2日くらいで完全に回復しました。保険では国内での診療と投薬もサポートされるそうなのでそのぶんの金額とハノイの病院への往復に使用した交通費を請求することにしました。合計2,000円ほどです。

保険会社に電話して必要事項を伝えると請求書を送ってくれるとのことでした。

請求書が来たら、必要事項の記入とハノイでのタクシー及び日本での病院・薬局の領収証、タクシー利用時のカード明細(円建てで請求したいため)を添付して請求し、半月強で支払い完了通知が来て終了しました。

面倒なフォームへの記入とパスポートのコピーやクレジットカード明細の印刷等の手間を考えると割に合いませんが、事務処理が苦手な妻が練習がてらやってくれました。

後学のために現地の病院でかかった金額を知りたかったのですが、保険会社からの手紙には残念ながらその情報は入っていませんでした。

感想

初めてのことだったので良い経験になりました。

一番手間取ったのはクレジットカードの種類から保険会社を特定し、その保険会社の海外からの問い合わせ先を探すこととコレクトコールで電話する方法を確認するところでしたが、次回がもしあって同じカードの付帯保険を使うのであればあまり苦労せずに探せそうです。